奈良の屋根工事店です。新築・リフォーム・雨漏りの修理などしています。
ホームへ戻る

3章 雨漏りの見つけ方

 雨漏りを探す時、私の場合次のような①~③の手順で行っています

①住んでいる人の意見を聞く
(イ)部位だけでなく、状況を聞く事が大切です
漏れる場所、量、漏れ方
(ロ)漏れる時の風向き、風の強さ、雨の量・時間など、天気について
(ハ)晴天の時の漏れはないか
  *被害の受けている本人の意見は過剰な事があり、注意が必要です
・少量の雨で漏れる時は、瓦が割れていたり大きくずれていたり、水の通路に泥や木の葉が詰まったり、谷板、樋などに穴が空いているなど、大きな障害の場合が多いです
・長雨の時だけ漏れるのは、なんらかの水が凹の部位に溜まり溢れて漏れる事が多く、水量も少ないので、侵入経路の特定が難しいです。
・風が強い日だけの雨漏りは、瓦に流れる水が多すぎる場合、瓦が小さすぎる場合、勾配が緩すぎる場合などがよくあります。

②雨漏り部位の確認をします

③雨漏り部位から水の流れを逆算します
 
これまでの章を参考にし、考えられる水の流れを列挙し、その部位へ少量の水をかけ確認する。水をかけても分からないときは、雨が降った時に行くか、壁など建材を破る事もあります。それでも分からないのは以下のような事がありました
(イ)水が少量づつしみこむ時
(ロ)特別な状況下での雨漏り 西風の時だけ等 
(ハ)雨漏り以外の理由 結露、水道などの漏れ、動物の尿
 長年の経験から、ほとんどの雨漏りは漏れた部位から1m以内でした。基本的には漏れた部位より高いところに原因がありますが、まれに低いところに原因がある事があります。低いところも気をつけて確認してください

④雨漏りの侵入口を見つけたら、その侵入口を止めれば、修理は完了します

⑤後日、雨が降った時、再確認できればベストです

                                                           

はじめに
1章
2章
3章